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環境教育プログラム団体利用

河川環境楽園(木曽川水園・自然発見館)

自然発見館の環境教育プログラムの活用方法

自然発見館の環境教育プログラムはどのように活用されているの?

指導者に実施例を紹介してもらいました。

体験をもとに環境を学ぶ

今年度も緑丘小学校4年生の総合学習では、環境をテーマに取り上げ、学習を進めていくことになりました。
まず、社会科での学習を生かして、ごみや水の問題を取り上げて少しずつ学習を進めていきました。子供たちは、「地球温暖化」や「酸性雨」などという言葉を 図書やインターネットからの知識で得ることができましたが、その意味を具体的に考えたり感じたりすることはできませんでした。そこで、自然発見館での プログラムを今年度も利用したいと考えました。5クラス、190人の子供たちが、3日に分かれて実施しました。『川を汚したのは誰?』『自然の落し物ハント』 『水生昆虫ウォッチング』『川の水をしらべよう~水質調査入門』の4つのプログラムから子供たちが興味をもったものを選び参加しました。
プログラムの活動の中で、子供たちは、多くのことを考えたり感じとったりすることができました。「自分たちの生活が酸性雨を降らせることにつながる」 「きれいな水に棲む水生昆虫を身近な川にも呼び戻したい」「気をつけて見て見ると、身の回りにたくさんの植物や動物ががんばって生きている」と。
そして、子供たちは、自分たちの思いを周りの人に伝えたり、自分たちができることから少しでも行動を起こしたりしようと学習を深めました。秋に学校で 行われた行事『みどりっ子フェスタ』では、このプログラムで学んだことを生かして、発表をすることができました。

三好町立緑丘小学校 教諭 吉川 寿馨

自然発見館を利用した理由・自然発見館で活動するメリット

学区に自然の川がないので、実際に川に入っての活動はとても貴重な体験となる。図書やインターネットからの知識と違って、自然環境の現状や様子を実際に 観察、体験することにより、子供たち自身が感じ、考えることができる。

「エコ学習」の取り組みとして

中央中学校の1年生では、総合的な学習の時間のテーマに『環境』を掲げ、“エコ学習”に取り組んでいる。『環境』をどのようにとらえ、 どのように取り組んでいくかという課題について、5月に各務原市少年自然の家で行った宿泊研修で、自然発見館の指導員による環境講話を企画した。 以後、エコ学習を進めていく中で、7月には自然発見館の3名の指導員に来校していただき、“出前授業”(1学級1時間)の機会を得た。ただ講義を聞くというのではなく、 生徒が直接参加できる授業に、多くの生徒が『環境』に対しての取り組み意欲を高揚させることができた。同じ各務原市内にあるとはいえ、なかなか足を運ぶことの できなかった自然発見館の指導員の方々に直接ご指導をいただける機会を得たことは、『環境』に取り組む生徒にとっても、教師にとっても、大変貴重な研修となった。

(各務原市立中央中学校 教諭 江口 雅明)